Daily Grind

システム開発関連の忘備録です

ARPについて

本来、ARPパケットは、通信先したい宛先のIPアドレスに対する
MAC(物理)アドレスを求める目的で、ARPリクエストやARPリプライが送受信
されますが、(※RFC-827を参照のこと http://tools.ietf.org/html/rfc826)

その後、このARPをそれ以外の目的でも利用されるようになり
以下のようなARPが存在しています。

(※RFC-5227を参照のこと http://tools.ietf.org/html/rfc5227)

Gratuitous ARP(GARP)

GARPは、自身のIPアドレスと同じIPアドレスの機器が存在しないか確認するため
SenderIPとTargetIPに自身の機器と同じIPアドレスを指定した
ブロードキャストARPリクエストとなります。

Probe ARP

Probe ARPは、GARPから派生したARPで、SenderIPは、何も指定しない(0.0.0.0)で
GARP同様にブロードキャストARPリクエストを送信するARPになります。

通信先の機器に探索にGARPを用いた場合、通信先の機器の機器で
IPアドレス重複が検出されてしまい、最悪の場合、そのIPアドレスが利用できなく
なってしまいます。

そこで登場したのが"Probe ARP"です。

Probe ARPの場合、SenderIPが0.0.0.0のため、既にIPアドレスが割り当てられている
機器については、IPアドレス重複は発生しません。